鈴木 勝 研究室
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                             2001.11.16        
[関西海外ホテル協会]
   
『これからの海外旅行動向と海外ホテル』
   

          大阪明浄大学観光学部
鈴木勝

T] 海外旅行動向「テロ事件前⇒発生後」
2001年度「1,840万人予測(対前年3.3%増)・・・JTBF」⇒ 大幅ダウン
☆海外旅行 ⇒ 国内旅行シフト傾向(含:海外修学旅行・メディア販売)
☆「アジア・オセアニア」への“緩慢な”シフト
☆スケルトンタイプ・ツアー&格安航空券の低廉化

☆ビジネス出張の自粛
☆航空機 ⇒ 列車・バスにシフト
☆安全・安心感(イメージ)を与える旅行企画へのシフト
・「添乗員ツアーの拡大」・「募集・最少催行人員の縮小」・「格安航空券⇒パッケージ・ツァー」・「保険付与」etc.
・安全・安心感(イメージ)を与える国・地域への企画提案型ツアーの増加

課題

★海外旅行の不安感の解消
★取消料免除・・・・旅行会社
VS.消費者との契約
★航空会社
vs.旅行会社(航空会社の直販化&提携) 

U] The TREND「現在⇒これから」
☆「団体旅行」⇒ 個人旅行化(FIT)の加速
☆「OL」のリーダーシップ⇒「熟高年」へ(200550歳以上女性 15%に)
OL層の二極化現象:「海外旅行派」vs.「行かない派」
☆「ファミリー・マーケット」の拡大(三世代ツアー・10歳未満の子連れ旅etc.
☆二極化時代=「デラックス化」、または「低価格ツアー」
☆「選択肢多様化時代」=柔軟なパッケージ・ツァー
☆アジアン・ブーム(安・近・短・・・文化・グルメ・エステ・雑貨etc.
☆海外旅行客による月別波動の平準化(高価格の敬遠、ピーク時需給の逼迫
etc.)・・・4月〜6/10月〜11月のシェアの拡大
☆伸び悩む“実質”海外旅行者数(すなわち、促進されるリピーター化)
☆インターネット販売の拡大
☆航空会社による直販化

V] 日本人旅行者と海外ホテル

☆ホテル(& VIEWFLOOR etc.)指定ツアーの拡大

☆パッケージ・ツァーのパンフレットでの紹介&改善

☆(連泊に好評、適度の日本人のいるetc.)レストラン

☆日本国内のイメージが大事・・・海外ホテル

☆インターネットを駆使した情報提供

W] その他
☆訪日外国人(インバウンド・ツーリズム)誘致・・・本腰を入れるか?
 
(日本政府・経済界・
JATA・旅行会社etc.
 例:「インバウンド・ツーリズムの拡大に関する提言」
 ―旅行業界から見た21世紀の活路―<JATA外国人旅行委員会>

☆旅行・観光産業と“観光大学” 

X] データ 

Y]添付
1)国際ツーリズム振興論(アジア太平洋の未来)税務経理協会・2000
2)国際トラベルビジネスにおける危機管理(大阪明浄大学紀要・2001年)
3)「パッケージ・ツァーのパンフレットに見る差別化戦略の変遷―『ルックJTB』を事例として―」(2001年6月NO.38日本観光学会)