2007年度
<下にレジュメがあります・・・・NO.1 & NO.2 予定>
大学コンソーシアム大阪のセンター科目「大阪観光学」講義一覧表
(変更 2007年4月13日現在)
No |
月 |
日 |
講 義 科
目 名 |
担 当 |
|
1 |
4 |
14 |
大阪観光概説 |
中尾
清 |
2 |
4 |
21 |
国際的観光交流拡大と大阪のポジション
NO.1
|
鈴木 勝 |
3 |
4 |
28 |
ホテル経営の仕組みと大阪ホテル事情 |
住木 俊之 |
4 |
5 |
12 |
アーバン ツーリズム I
N 大阪 |
浦 達雄 |
5 |
5 |
19 |
大阪観光振興における関西国際空港の役割 |
安達 清治 |
6 |
5 |
26 |
観光地フィールドワーク―大阪市鶴橋界隈 |
中尾 清 |
7 |
6 |
2 |
大阪観光交通論 |
白神 昌也 |
8 |
6 |
9 |
旅行産業比較論「大阪
vs.
東京」
〜一極集中から二極化へ〜NO.2 |
鈴木 勝 |
9 |
6 |
16 |
エコツーリズムと大阪の地域特性 |
森 信之 |
10 |
6 |
23 |
大阪府民のいきがいと観光レクリェーション |
辻 道夫 |
11 |
6 |
30 |
大阪温泉学 |
浦 達雄 |
12 |
7 |
7 |
観光まちづくりと大阪 |
尾家 建生 |
13 |
7 |
14 |
ビジット・ジャパン・キャンペーンと関西・大阪 |
土屋 渉 |
14 |
7 |
21 |
「京都・大阪・神戸」三都市観光行政の系譜 |
中尾 清 |
15 |
7 |
28 |
定期試験 |
(監督:中尾 清) |
講義時間〈土曜日〉 10:30〜12:00(1限/90分)
<レジュメ・・・予定>NO.2
[旅行産業比較論「大阪
vs.
東京」
〜一極集中から二極化へ〜]



















<レジュメ>NO.1
[国際的観光交流拡大と大阪のポジション]
実施済みのもの。











大学コンソーシアム大阪
講座「大阪観光学」
2006年04月15日〜
No |
月 |
日 |
講 義 科
目 名 |
担 当 |
|
1 |
4 |
15 |
大阪観光概説 |
中尾
清 |
2 |
|
22 |
アーバン ツーリズム I
N 大阪 |
浦 達雄 |
3 |
5 |
6 |
ホテル経営の仕組みと大阪ホテル事情 |
住木 俊之 |
4 |
5 |
13 |
国際的観光交流拡大と大阪のポジション |
鈴木 勝 |
5 |
|
20 |
大阪観光振興における関西国際空港の役割 |
安達 清治 |
6 |
|
27 |
インバウンドと大阪観光 |
塩澤 潔 |
7 |
6 |
3 |
大阪観光交通論 |
白神 昌也 |
8 |
6 |
10 |
旅行産業比較論「大阪
vs.
東京」
〜一極集中から二極化へ〜
|
鈴木 勝 |
9 |
|
17 |
エコツーリズムと大阪の地域特性 |
森 信之 |
10 |
|
24 |
大阪府民と観光レクリェーション |
辻 道夫 |
11 |
7 |
1 |
大阪温泉学 |
浦 達雄 |
12 |
|
8 |
観光まちづくりと大阪 |
尾家 建生 |
13 |
|
15 |
ビジット・ジャパン・キャンペーンと関西・大阪 |
土屋 渉 |
14 |
|
22 |
「京都・大阪・神戸」三都市観光行政の系譜 |
中尾 清 |
<レジュメ>「国際的観光交流拡大と大阪のポジション」
<第1回目>
2006年05月13日
「大阪観光学」講座
<大阪観光大学>
「国際的観光交流の拡大と
大阪のポジション」 |
大阪観光大学観光学部教授 鈴木勝
m-suzuki@tourism.ac.jp http://www2.meijo.ac.jp/mei-suzu
[T]世界的な観光の隆盛と“観光いびつ”現象の日本
@)急速な伸びと「観光立国」・・・グローバル大交流時代
「世界および日本の観光量」
年
項目 |
1990 |
1995 |
2000 |
2001
(米テロ) |
2002
|
2003
(SARS) |
2004 |
2005 |
世界観光客数
(百万人) |
441 |
538 |
681 |
680 |
700 |
690 |
763 |
808
*速報値 |
アジア太平洋
観光客数(“) |
57.7 |
85.0 |
114.9 |
120.7 |
131.1 |
119.3 |
152.5 |
156.2
*速報値 |
日本人海外旅行
者数(万人) |
1,099.7 |
1,529.8 |
1,781.9 |
1,621.6 |
1,652.3 |
1,329.6 |
1,683.1 |
1,740.4 |
訪日外国人数
( “ ) |
323.6 |
334.5 |
475.7 |
477.2 |
523.8 |
521.2 |
613.7 |
672.8 |
(資料)WTO「世界観光概観2004版」/JNTO国際観光振興機構/「数字で見る観光2005」
<参考>「国際観光の意義(効果)」
経済的側面 :「外貨獲得」「雇用創出」「税収効果」「投資誘発」etc.
社会文化的側面:「国際理解・国際協調」「平和創出」「歴史・文化保存」etc.
自然環境的側面:「自然資源の保護保全」etc. |
A)観光国としての日本(“観光いびつ”現象)
@日本人海外旅行客:訪日外国人1,652万人:524万人=3.2:1 <2002年>
A日本人海外旅行客:訪日外国人1,740万人:673万人=2.6:1 <2005年>
*「ビジット・ジャパン・キャンペーンVJC2003」スタート&効果
B日本人海外旅行客:訪日外国人2,000万人:1,000万人=2:1 <近い将来>
*アウトバウンド+インバウンド=3,000万人
[U]日本における「大阪のポジション」の現状
@)アウトバウンド(日本人の海外旅行者)
東京圏一極集中化傾向主要な空港のシェア。成田空港(58.49%)、関西空港(21.94%)、
名古屋空港(9.06%)、福岡空港(4.44%)。

注)関西国際空港にあっては、2004年以降、復調の兆しが見え、他方、2005年の中部国際空港により、
一極集中化に歯止めがかけられる期待がある。
(成田56%・関西空港22%・名古屋9.6%・福岡4.6%)
A)インバウンド(訪日外国人旅行者)
➀訪日外国人訪問地訪問率
(資料)「訪日外国人旅行者調査」国際観光振興会(JNTO)/2004年版関西活性化白書
Aジャパン・パッシングPASSING傾向(外国人訪問順位・世界33位 2003年)
<空港利用客> (資料)関西交通経済ポケットブック’04 P.134 空港施設(2003年) |
空港別所在地 |
着陸回数
(回) |
乗客数
(人) |
降客数
(人) |
通過客数
(人) |
関西国際空港
大阪府泉佐野市、
泉南市、田尻町 |
国際 30,848
国内 19,301 |
国際 3,978,420
国内 2,582,297 |
国際 4,033,241
国内 2,598,756 |
国際 529,020
国内 - |
東京国際空港
東京都大田区 |
国際 1,106
国内 149,605 |
国際 172,951
国内 30,903,237 |
国際 177,786
国内 31,061,725 |
国際 2,847
国内 - |
新東京国際空港
千葉県成田市 |
国際 79,690
国内 6,457 |
国際 11,225,326
国内 546,061 |
国際 11,307,475
国内 552,959 |
国際 3,071,179
国内 - |
注:「トランジット(空港通過)客」・・・「乗客」・「降客」では、
関西空港vs.成田空港=1:3となっているが、通過客数は「1:6」と大差が生じている。
[V]大阪の「課題&望ましいポジション」
@)関西広域連携における大阪のポジション
➀大阪府 + 他府県
A)GATEWAY & HUBとしての大阪のポジション
➀国際+国際
A国際+国内
B3空港(関空・伊丹・神戸)
C「FLY FROM KIX」&「FLY TO KIX」
B)「観光政策」「情報発信基地」「訪日外国人受入地」・・・大阪のポジション
➀「観光政策」・・・関西地域として、目標数・国/地域別・マーケット
(観光・ビジネス・国際会議・親戚知人訪問etc.)別などの目標設定をすることが重要。
事例:オーストラリア政府の訪豪中国人旅行者予測(2004年-2012年)が参考。
事例:観光大国・中国における「上海」(北京 vs. 上海)
A「情報発信基地」・・・評価基準の例。
1)「熱意度」:HP全体の観光立国/府への熱意がうかがわれるか。
2)「国/府主張」:国家首脳・観光大臣・知事の主張が明確に頻繁に発表されているか。
3)「一般情報量」:一般観光情報の多寡。
4)「専門家情報」:国内外の観光産業/学術関係者に対しデータが発信されているか。
5)「インバウンド伸率」:近年の国際観光客(インバウンド)の増加率。
6)「言語数」:母国語以外に、何カ国語で発信されているか。
7)「更改頻度」:情報が頻繁に、そして迅速に更改されているか。 |
B「訪日外国人受入地」
訪日外国人客に対し
1)旅行商品開発(魅力ある商品、低廉化商品)
2)日本旅行の選択肢拡大(国内交通機関、宿泊施設、レストランなど)
3)その他(下記のマーケットの推進・拡大)
@)青少年修学旅行
A)産業観光(テクニカル・ビジットTV)
B)国際会議・インセンティブ・見本市etc.(MICEと称す)
C)トランジット(通過)客
C)観光分野「人材」「プロフェッショナル」上の大阪のポジション
➀「観光ガイド・通訳」・「インタプリター」・「レンジャー」養成
現在の訪日外国人500万人〜600万人は、ビジネス出張や親戚知人訪問のシェアが比較的に高い。
一方、今後、ターゲットとする1,000万人は、純粋のツーリストの割合が多くなる。
彼らを案内する通訳・ガイドが多数必要。その上、“単なる観光”でなく、
産業観光、修学旅行、世界遺産巡りなどとなれば、案内ガイドや通訳の質をさらに高める必要がある。
A「観光振興の“プロフェッショナル”」
インバウンド観光の仕掛け人の養成が急務。国際観光の“仕掛け人”の養成。
[W] 「観光立国・日本」への道を左右する大阪のポジション (了)
<レジュメ>「旅行産業比較論「大阪
vs.
東京」
〜一極集中から二極化へ〜 <第2回目>
2006年06月10日
大阪観光大学 「大阪観光学」講義
「旅行産業比較論
大阪 vs.東京」 |
大阪観光大学観光学部教授 鈴木勝
m-suzuki@tourism.ac.jp http://www2.meijo.ac.jp/mei-suzu
[T] 国際観光動向
「世界および日本の観光量」
年
項目 |
1990 |
1995 |
2000 |
2001
(米テロ) |
2002
|
2003
(SARS) |
2004 |
2005 |
世界観光客数
(百万人) |
441 |
538 |
681 |
680 |
700 |
690 |
763 |
808
*速報値 |
アジア太平洋
観光客数(“) |
57.7 |
85.0 |
114.9 |
120.7 |
131.1 |
119.3 |
152.5 |
156.2
*速報値 |
日本人海外旅行
者数(万人) |
1,099.7 |
1,529.8 |
1,781.9 |
1,621.6 |
1,652.3 |
1,329.6 |
1,683.1 |
1,740.4 |
訪日外国人数
( “ ) |
323.6 |
334.5 |
475.7 |
477.2 |
523.8 |
521.2 |
613.7 |
672.8 |
(資料)WTO「世界観光概観2004版」/JNTO国際観光振興機構/「数字で見る観光2005」
☆2010年 1,000万人 ビジット・ジャパン・キャンペーンVJC
☆2007年 2,000万人 JATA目標(日本旅行業協会)
@)アウトバウンド・・・日本人の海外旅行者数(2004年)
<空港>成田56%・関西空港22%・名古屋9.6%・福岡4.6%
A)インバウンド・・・訪日外国人
訪日外国人訪問地訪問率:「訪日外国人旅行者調査」(JNTO)
2003
03年(データ)東京都/54.5%(2,840,390人)大阪府/27.0%
(1,407,165人)
注)各都道府県への具体的な訪日外国人数は、2003年の日本の実訪問者(5,211,725人)に
上記のパーセントを乗ずる。
[U] 旅行産業の種類
「旅行会社」(大阪 vs.東京)
@)「旅行会社の営業状況」<JATA加盟旅行会社567社(2004年度)>
区 分 |
取扱額(%) |
粗利益(%) |
外国人旅行 |
0.72 |
1.02 |
海外旅行 |
43.3 |
40.1 |
国内旅行 |
55.9 |
58.9 |
合計 |
100.0 |
100.0 |
(注)外国人旅行のみ比率を明確にするため、小数点第2位にて表示。
「旅行会社「店舗数」比較(大阪府 vs.東京都)」
<例>JTB・JTBTLトラベランド/KNT・TSツーリストサービス
[2006.4月HP]
|
JTB |
JTB
(TL) |
小計 |
% |
KNT |
KNT
(TS) |
小計 |
% |
総計
店舗数 |
% |
大阪 |
24 |
31 |
55 |
31 |
20 |
11 |
31 |
40 |
86 |
34 |
東京 |
52 |
70 |
122 |
69 |
32 |
15 |
47 |
60 |
169 |
66 |
合計 |
76
|
101 |
177 |
100 |
52 |
26 |
78 |
100 |
255 |
100 |
日本の旅行業者2005(資料)「数字で見る観光2005」
|
第1種
旅行業者 |
第2種
旅行業者 |
第3種
旅行業者 |
旅行業者
代理業者 |
計 |
全国 |
781 |
2,727 |
6,179 |
1,015 |
10,702 |
大阪
(人口:881万人) |
- |
157
(33%) |
600
(27%) |
112
(43%) |
869
(30%) |
東京
(人口:1,258万人) |
- |
316
(67%) |
1,608
(73%) |
149
(57%) |
2,073
(70%) |
合計
(大阪vs.東京)
1:1.5 |
- |
473
(100%) |
2,208
(100%) |
261
(100%) |
2,942
(100%) |
第1種:主催旅行(海外・国内)を実施。手配旅行、他の旅行業者の主催を取り扱える。 |
第2種:主催旅行(国内のみ)を実施。手配旅行、他の旅行業者の主催旅行を取り扱える。
第3種旅行業:手配旅行、他の旅行業者の主催旅行を取り扱える。
旅行業代理業:上記いずれ一社と代理契約締結。その会社の業務範囲で旅行業務を取扱う。
A)訪日外国人を扱う旅行会社比率(大阪府 vs.東京都)
「訪日外国人セクション」を有する旅行会社(大阪府 vs.東京都)
B)旅行会社によるインバウンド観光商品造成
「訪日外国人向け旅行企画」・・・1)魅力ある商品になっていない、2)日本旅行商品が高額すぎる、
3)選択肢がなく単調なスケジュール(国内交通機関、宿泊施設、レストランなど)、
4)アジア地域観光客用ツアー(特に、中国語やハングル)が少ない、などの課題。
<事例1>「定期観光バスコース」(大阪 vs.東京)・・・日本語
社団法人 日本バス協会HP発表(2006.5.01現在)
|
昼 |
夜 |
合計 |
% |
大阪 |
6 |
1 |
7 |
14% |
東京 |
32 |
10 |
42 |
86% |
合計 |
38 |
11 |
49 |
100% |
(参考)京都 |
(26) |
(3) |
(29) |
― |
<事例2>訪日外国人旅行者対象
(2006.4.30 JTB-GMT HP発表)
パッケージ・ツアー「JTBサンライズ」(英語)(大阪 vs.東京)
|
市内city |
郊外suburb |
ミニ(長距離)
mini-tour |
小計 |
割合 |
昼 |
夜 |
大阪 |
2 |
0 |
10(京都・奈良etc.) |
2 (広島・東京etc.) |
14 |
25% |
東京 |
14 |
3 |
4 (富士・箱根etc.) |
22(京都・高山etc.) |
43 |
75% |
合計 |
16 |
3 |
14 |
24 |
57 |
100% |
(参考)
京都 |
6 |
2 |
9 |
3 |
20 |
- |
☆「空港トランジット・ツアー」(成田空港:昼2・夕1)vs.(関空:昼2)
「ホテル」(大阪 vs.東京)
*「国際ホテル建設上の問題点」・・・東京圏の2007年問題
「大阪は2000年以降の新設ホテルはホテル日航ベイサイド大阪1軒のみ、ここ数年低調である」。
大阪地区はいまのところ、2004年以降、目立った開業予定がない。首都圏と関西の差がさらに拡大。
他方、「東京はニューヨークやロンドンに劣らぬ世界的なホテル激戦地になる」
(日本経済新聞2004年12月7日)。
<外資系ホテル・東京地区> |
エリア |
ホテル名 |
客室数 |
開業(予定) |
目白 |
フォーシーズンズホテル椿山荘東京 |
283 |
1992年1月 |
新宿 |
パークハイアット東京 |
178 |
1994年7月 |
恵比寿 |
ウェスティンホテル東京 |
438 |
1994年10月 |
浜松町 |
ホテルインターコンチネンタル東京ベイ |
339 |
1995年9月 |
錦糸町 |
東京マリオットホテル錦糸町東武 |
383 |
1997年6月 |
台場 |
ホテルグランパシフィックメリディアン |
884 |
1998年6月 |
台東区 |
ソフィテル東京 |
83 |
1999年4月 |
品川 |
アリエッタホテル&トラットリア |
89 |
2002年4月 |
丸の内 |
フォーシーズンズホテル丸の内東京 |
57 |
2002年10月 |
六本木 |
グランドハイアット東京 |
390 |
2003年4月 |
銀座 |
メルキュールホテル銀座東京 |
208 |
2004年 10月 |
汐留・浜離宮 |
コンラッド東京 |
290 |
2005年5月 |
汐留 |
セントレジス東京(仮) |
350 |
2005年 7月 |
日本橋室町 |
マンダリン・オリエンタル東京 |
182 |
2005年11月 |
丸の内 |
ザ・ペニンシュラ・トーキョー(仮) |
315 |
2007年 |
六本木 |
ザ・リッツカールトン東京 |
250 |
2007年 |
合計 |
4,719 |
|
<外資系ホテル・大阪地区> |
エリア |
ホテル名 |
客室数 |
開業(予定) |
梅田 |
ヒルトンホテル |
525 |
1986年9月 |
梅田 |
ウェスティンホテル大阪 |
304 |
1993年6月 |
住之江 |
ハイアット・リージェンシー・オーサカ |
500 |
1994年6月 |
泉佐野 |
ホリデー・イン関西空港 |
184 |
1994年10月 |
梅田 |
ザ・リッツカールトン大阪 |
292 |
1997年5月 |
難波 |
スイスホテル |
548 |
2003年9月 |
合計 |
2,353 |
|
(参考)ホテル年鑑2002 日本経済新聞(2004年12月7日) |
☆「外資系ホテル」 「東京と比較して、大阪では海外からの旅行客が少なく、
私共のホテルも近畿圏のお客様が6割強、上海や香港、シンガポールのリッツ・カールトン
のような海外からの旅行客が多いホテルとは異なります」
(ザ・リッツ・カールトン大阪のマネジャー)。
ホテル・旅館件数比較(資料:「数字で見る観光2005」)
|
ホテル *1 |
旅館*1 |
登録ホテル
*2 |
登録旅館
*2 |
合計
(割合) |
施設数 |
客室数 |
施設数 |
客室数 |
施設数 |
客室数 |
施設数 |
客室数 |
施設数 |
客室数 |
大阪 |
294 |
42,698 |
1,039 |
20,726 |
41 |
13,574 |
8 |
258 |
1,382
(39.0%) |
77,256
(34.0%) |
東京 |
691 |
85,002 |
1,377 |
32,023 |
95 |
33,530 |
11 |
341 |
2,174
(61.0%) |
150,896
(66.0%) |
合計 |
985
|
127,700
|
2,416
|
52,749
|
136
|
47,104
|
19 |
599
|
3,556
(100%) |
228,152
(100%) |
*1:厚生労働省生活衛生局指導課・・・3月末の集計データ
*2:
日本観光協会国際観光ホテル整備センター・・・12月末の集計データ
「航空会社」(大阪 vs.東京)
➀「乗り入れ航空会社」(大阪 vs.東京)2006年夏ダイヤ
|
乗入航空会社 |
便数(1週間) |
乗入国(2005) |
大阪 |
56社 |
710便 |
71都市
(31カ国) |
東京 |
70社 |
2,771便 |
97都市
(36カ国2地域) |
「空港」(大阪 vs.東京)
➀「日本人の海外旅行者数」関空と成田空港―首都圏一極集中化現象―
日本人海外旅行者ベースで、前年比較で成田空港利用が10%も増え、集中化が加速している。
主要な空港のシェアを示せば、次のようになる。
成田空港(58.49%)、関西空港(21.94%)、名古屋空港(9.06%)、福岡空港(4.44%)である。
A「入国外国人旅行者空港別」(2005年)
成田空港(385万人54.8%)vs.関空(133万人18.9%)
小計(日本全体)702万人 (JNTO速報・確定値2006.04.10)
「国際会議」(MICE産業)(大阪 vs.東京) 2004年
*参加者総数が300人以上で、このうち外国人が50人以上を占める
中・大型国際コンベンションの開催件数(325件)@東京(23区)が71件で
前年に続いて1位となり、2位以下は、A横浜(37件)、B京都(32件)、
C大阪(23件)、D福岡(16件)、E名古屋(15件)、F札幌・神戸(各14件)、
H千葉(12件)、I仙台・北九州(各9件)
「バス・輸送」(大阪)
関西空港を取り巻く輸送産業の推移と現況。輸送産業全般は関西空港オープンから3年ほどは、
徐々に伸びていることが数値で示されている。しかしながら、その後、現在までリムジンを除き
全般に下降線をたどっている。

テーマパーク(大阪 vs.東京)2005年
|
「入場人員」 |
大阪(USJ) |
830万人 |
東京(TDL&S) |
2、476万人 |
観光面の「人材」「教育機関」「推進組織&メンバー」(大阪 vs.東京)
➀「インバウンド観光の企画プロフェッショナル」 観光振興の“プロフェッショナル”
すなわち、インバウンド観光の仕掛け人の養成が急務。旅行会社などの企画担当者、
いわゆる「トラベル・プランナー」と呼ばれるプロ。国際観光の“仕掛け人”とも言われている。
A「観光ガイド・通訳」・「インタプリター」・「レンジャー」
*訪日外国人500万人〜600万人は、ビジネス出張や親戚知人訪問のシェアが比較的に高い。
今後、目標の1,000万人は、純粋のツーリストの割合が多くなる。彼らを案内する通訳・ガイドが多数必要。
その上、“単なる観光”でなく産業観光、修学旅行、世界遺産巡りとなれば、案内ガイドや通訳の質を
さらに高める必要がある。また、現在の政府・地方自治体による海外セールス・ミッションの行き先は
中国や韓国が圧倒的。中国語やハングルのガイドが更に必要になる。
*産業観光、エコツーリズム、世界遺産、国際会議、見本市に対応できるガイド、通訳、
インタプリター(自然ガイド)、レンジャー(森林などの保護官)の養成が急務。
B「観光大学・専門学校での観光教育」
教授側にプロフェッショナルが少ないこと。実業界と共通した悩みである。
将来のインバウンド観光を担う人材育成以前に教育する人材難に直面。解決策の1つに、
海外で教育・研究する教授を迎え入れることも解決策のひとつ。
「観光大学・学科」(大阪 vs.東京)
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「観光大学学部・学科」 |
関西圏 |
6(阪南・大阪観光・奈良県立・流通科学・京都嵯峨・和歌山) |
首都圏 |
9 |
合計 |
15 |
参考:国土交通省「観光立国推進戦略会議」による提言書(2006年12月13日。P.3)
に掲載された大学数から集計。
「観光情報・発信」(大阪 vs.東京)
観光産業や官からの情報発信・・・関西:観光先進国のそれらと比較するとやや遅れを
とっている。特に、これは訪日外国人誘致に対し、実践的アクションを起こす旅行会社を
筆頭とする旅行・観光産業が該当する。日本を代表する「関西地域」は「総合情報発信型」
&「独立営業拠点型」にならなければならない。
[V] 将来の方向性
☆
「一極集中」→二極体制に。
☆
「バランスの取れた観光産業構造への道」→「観光立国・日本」の誕生。
(例:観光大国・中国・・・・北京 vs. 上海)
(了)
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