鈴木 勝 研究室
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<スナップ  オーストラリア・鈴木ゼミ研修旅行(多数のメンバーのみ掲載)
ー掲載を望まない人は申し出をー

↑  出発風景(関西空港) ↑ シドニー(世界遺産・ブルーマンテインへ列車で)
↑  ゴールドコースト・マリオットホテル(各施設)見学
  (ゴールドコースト観光開発&振興の立役者と)
↑  ゴールドコースト・ マリオットホテル見学
             (長年の友人・MR.K.Wと)
↑  ゴールドコースト・シーワールド見学 ↑  ゴールドコースト・シーワールド見学
      (マーケティング・マネジャーと)
↑  JTBゴールドコースト支店見学 ↑ JTBゴールドコースト支店(支店長&マネジャーと)見学
↑  昼食は公園で(Blue Mountains) ↑   オーストラリア旅行産業を支えている人々との
   ミーティング(シドニー郊外のバーベキューREST.)
↑  シドニー・DFS免税店にて
   (マーケティング・マネジャーとのミーティング)
↑  JTBシドニー支店(マネジャーと)見学
↑  シドニー・サーキュラーキーにて(飛鳥に面会) ↑  MEIJO飛鳥見学団(その1)

↑  MEIJO飛鳥見学団(その2)

シドニー・MERCURE HOTELにて
我々学生も、関西空港・活性化に寄与! ↑  "お気に入り"のネクタイを着けて(ホテルにて)
この後、全員でシドニー・カジノ視察(もちろん、PLAYも)

往路(KIX-BNE)機内にて(ロンドンっ娘と)


<ゼミ生のAUSTRALIA REPORT> あいうえお順

 
タイトル 名前
1 オーストラリア
 

池田優子

2

オーストラリアの国立公園におけるツアーの全体像と
日本における国立公園のツアー全体像について

緒方 優 

3

オーストラリア・ワインについて              
 

沖村明子

4  SEA WORLDについて                                                   

奥山知代

5
ゴールドコースト&シドニーの観光について

西岡 典子 

6

オーストラリアのスポーツ事情
 

西村 博之 

7

8

オーストラリア  029068  池田優子

  オーストラリアの観光は、最大かつ最も急速に成長しつつある産業の一つである。友好的な人々、
素晴らしい自然環境、文化、多文化社会、食べ物とワイン、生活様式、気候などの要素が、旅行者に
とってオーストラリアを世界で一番行ってみたい目的地の一つにしている。
2000−01年度に、海外からの訪豪観光部門は、オーストラリア経済におよそ171億ドルの
貢献をしている。この額はオーストラリアの総輸出額の11.2%にあたり、鉱業、製造業、農業に
次いで観光は4番目に大きな貢献部門である。国内の全労働者の6%がこの部門で働いている。オー
ストラリア経済に対する海外からの観光の貢献は、今後10年間に、340億ドル以上に成長する
可能性があるとされている。

        オーストラリアの訪問者データ 

  ・2001−02年度にオーストラリアを訪れた外国人旅行者は480万人

  ・オーストラリアを訪れた全旅行者の平均滞在日数は10

     カナダ(20泊)、イギリス(20泊)、ドイツ(25泊)が最長

  ・オーストラリア訪問のおもな理由は、観光54%、友人・親戚訪問20%、   商用15%、勉学%、その他5%

  観光の行き先としてオーストラリアを世界に宣伝する任務は、オーストラリア政府観光局にあり、
観光局は連邦政府から資金を受け、州、準州、特別地域や業界の担当組織と協力してマーケティング
活動を行っている。政府観光局の新しい焦点は、先住民関係の観光、食べ物とワイン、スペシャル
・イベント、ビジネス観光などの開発に置かれる。
 

オーストラリアの気候
 オーストラリアには、北部の熱帯地方から、乾燥した内陸の平原、そして温暖な南部へと、様々な
気候の地帯があるのが特徴である。冬は5月から10月で、平均気温は全国的に7月が一番低い。
山脈地帯が最も寒く、平均気温は−5℃から5℃の範囲内であるが、熱帯地方では氷点下になること
がなく、平均は5℃から30℃の間である。夏季にあたる11月から4月の半年の間に南部では1月
と2月に、北部では12月に一番暑くなる。オーストラリアは日本に比べて紫外線がかなりキツイため
日焼け止めクリーム、サングラスなどの日焼け防止グッズは必需品である。
 

オーストラリアへの入国
 オーストラリアは、海外からの訪問者を歓迎している。しかし、オーストラリア国民以外の入国や
滞在には有効なビザが必要である。ビザの種類には、観光、ビジネス、スポーツ、学生などいろいろ
あり、必ず渡航前に取得しておかなければならない。ビザはオーストラリア政府の在外公館で発給され、
また世界各地にある旅行代理店や航空会社を通じて、オンラインでも取得できる。オーストラリアの
電子渡航許可システム(
ETA)は、世界で最先端のビザ発給システムで、ヨーロッパ
やアジア、北米、日本など31カ国からの渡航者はこのシステムを利用して旅行予約時に入国許可を
得ることができる。
ETAが利用できないところでは、パスポートにビザのラベルを貼るかスタンプが
押される。


検疫

 オーストラリアの検疫は他国に比べると厳しい。国内の農業、牧畜業、そしてオーストラリアの
生態系を壊さないために、オーストラリア入国の際には厳しい検疫があり、持ち込みが出来るものに
いくつか制限がある。特に注意が必要なのは、食料品や動植物の持ち込みに関してで、オーストラリア
国内に食品を含む動植物製品を持ち込む場合は必ず申告しなければならない。
ちょっとしたお菓子でも荷物の中に食べられるものを持っていれば、入国検疫カードに記入する。
申告せずに国内に持ち込もうとした場合には、
AUS$100以上の罰金が課せられる。オーストラリア
国内に持ち込み禁止の食料品は、卵を使用した食品(マヨネーズなど)、牛肉や牛脂を使用した食品
(レトルトカレーなど)、生鮮食料品(野菜や果物など)、梅干しなどである。

 【シドニーとゴールドコーストの観光地】
ニュー・サウス・ウェールズ州
 最初のヨーロッパ人の入植は、現在国内最大の都市で、2000年のオリンピック開催地であった
ニュー・サウス・ウェールズ州のシドニーで、1788年に開拓された。シドニーのハーバーブリッジ
とオペラハウスは、オーストラリアの象徴であり、シドニー空港はオーストラリアの主要な国際玄関口
になっている。

 
*サーキュラーキー  
 世界三大美港の一つであるシドニー湾を航行するフェリーや各種クルーズの船着場のほか、電車、
バスなどの交通機関がすべて集まっているシドニーの顔とも呼べる場所。オペラハウスやハーバー
ブリッジといったシドニーの超有名観光スポットを一望できるエリア。シドニーのもう一つの顔と
いえばハーバーブリッジ。シドニー中心部と北部を結ぶハーバーブリッジは非常に大きく、全長
1149mで世界2位の長さ。8車線ある車道は時間により上りと下りの本数が変わるという仕組み
で渋滞を緩和している。車道のほか線路が2本と歩道が両端にある。
*ブルー・マウンテンズ
 シドニー中心部から西へ100kmほど離れたところにある丘陵地帯が「ブルー・マウンテンズ」。
シドニー郊外の高原リゾートとして、観光客だけでなくシドニー市民にも人気がある。ブルー・マウ
ンテンズという地名の名前の由来は、山々をおおうユーカリの葉から蒸発する油滴が日光に反射して
青く霞んで見えることからその名がついたとされている。3本の突き出た奇岩「スリー・シスターズ」
には、アボリジニの伝説もあり、トロッコ電車やロープウェイでそれぞれのポイントを見てまわること
ができる。

 
*スノーウィー・マウンテンズ
 シドニーから南へ500km、車で6時間のところにあるスノーウィー・マウンテンズは名の通り、
冬になると一面雪に覆われる。オーストラリア最高峰のマウント・コジオスコを中心として広がる
この地域はオーストラリア随一のスキーリゾート地として地元民から観光客まで幅広く人気がある。

 クイーンズランド州
 クイーンズランド州は、ヨーク岬の熱帯雨林から温帯地域へと広がっている。北東の海岸線には、
グレート・バリア・リーフがある。州都のブリスベン、ケアンズ、タウンズビルにある3つの国際
空港で海外からの旅行客を受け入れている。また、ゴールドコーストは温暖な気候に恵まれ、美しい
海や熱帯雨林などの自然と都市が調和したリゾート地。年間の平均気温は24℃、晴天日は300日
もありツアーやアクティビティを楽しむのに適している。そして、70km以上も続く金色の砂浜は
世界でも有数のビーチで、世界中の観光客が訪れている。
 
*サーファーズパラダイス
 ゴールドコーストの中心の街「サーファーズパラダイス」。この街は、ホテルをはじめとする
宿泊施設、オシャレなカフェやショップが多くあり、観光客で一年中にぎわっている。夜もナイト
クラブやバーなど充実している。

 
*テーマパーク
 2000羽以上の鳥を集めた自然野鳥園「カランビン野鳥園」、ワーナーブラザーズのハリウッド村「ムービーワールド」、オーストラリア最大の総合海洋遊園地「シーワールド」をはじめ、ゴールドコーストでは多種多様のテーマパークが楽しめる。<了>
 

   オーストラリアの国立公園におけるツアーの全体像と
日本における国立公園のツアー全体像について      

                 学籍番号:029162   緒方 優 

1.オーストラリアの概要
 まず、オーストラリアの概要を説明したい。オーストラリアという国は地球上において、オーストラリア大陸に存在する国である。また地区的にはオセアニアに属する。島大陸であるオーストラリアは面積が7
,692,024平方キロメートルである。オーストラリアは立憲君主制をしいた国である。これは、イギリスの植民地時代の影響である。また、州政治が強い国でもある。この州政制は一つの国に匹敵するくらいの政治を行うものである。日本のように中央府がすべて支配するものではなく、様々な権限が地方に分散かつ委譲されている事が特徴だ。オーストラリア連邦の法律と州独自の刑法や民法といったものを制定する強固な政治体制である。具体的な州名はニューサウスウエールズ州、ビクトリア州、オーストラリア連邦特別区、ノーザンテリトリー、クイーンズランド州、タスマニア州、西オーストラリア州、南オーストラリア州である。オーストラリアの首都はキャンベラである。また、それぞれの州に州都が存在する。 

2.オーストラリアのブルーマウンテン国立公園の概要

オーストラリアにはいくつかの国立公園が存在するが、この中でブルーマウンテン国立公園を中心に述べようと思う。ブルーマウンテンはシドニーの郊外ありシドニー都市圏の住人ばかりでなく世界中からこの絶景を見ようと世界中から観光客が押し寄せるように来ている。この国立公園は2000年の11月27日から12月2日にオーストラリアのケアンズで行われた世界遺産会議においてユネスコ世界自然遺産に登録された。主な登録の理由は息を呑むような絶景。でこぼことした、テーブルのような土地、切り立った崖や深く近付き難い谷そして豊富な湿地帯が存在すること。また、ユニークな植物や動物たちの体系づけられた植生や動物生体が存在しさらにユニークなユーカリの植生とその展開することが主な登録の主な理由である。ブルーマウンテン国立公園エリアはシドニーが存在する、ニューサウスウェール州にあるシドニーからこの山域の方角を見ると青く見えることからこの名前が名付けられたのだ。また、シドニー中心部から60キロから180キロに存在する砂岩台地に場所の1,030,000ヘクタールが最も森林の眺めが良いところである。その砂岩台地(ブルーマウンテン国立公園)の性質は荒野と森林地帯からなっている。広さはブルネイが2つほどまたベルギーが3分の1程収まってしまう程の広さだ。
ブルーマウンテンの別な角度から見る性格は8個の自然保護区と2個に分かれた交通機関に分けることができ、また都市開発された地域に地理的に分類することが出来る。このブルーマウンテン国立公園はジェノラン洞窟、カースト原住人保護地区が有名な景勝地域である。また、このブルーマウンテン国立公園の周辺にはヲレミ国立公園、イエンゴ国立公園、ナッタイ国立公園、カナングラーボイド国立公園、石庭園国立公園にスリメール湖国立公園といったブルーマウンテン国立公園があり、ブルーマウンテン観光の補助的観光地となっている。

(引用:オーストラリア文化と遺産省WEBPAGEhttp://www.deh.gov.au/heritage/worldheritage/

3.ブルーマウンテンの主要都市について
 ブルーマウンテン観光で代表的な街はカトゥーンバ市(KATOOMBA)である。この街はシドニーから鉄道(ニューサウスウエールズ州営鉄道)や高速道路(Great westan higway)で結ばれている街だ。この町はブルーマウンテンを観光するに当たりゲート都市となっている。この町には、ブルーマウンテンを観光するに当たりとてもおもしろい、乗り物が存在する街だ。それはロープウェイやケーブルカーが存在する街でもある。また、絶景が楽しめるエコーポイント(
echo point)が存在する。また、ここでは原住民の民族楽器の披露も行われている。また、ここからスリーシスターズという岩の眺めも絶景である。ここには、様々な国からのバックパッカーも集まる都市となっている。 

4.クイーンズランド州ゴールドコーストの国立公園について
 ゴールドコーストから、南へニューサウスウエール州寄りに7キロメートル行った所にあるのがバーレイヘッズである。このバーレイヘッズは国立公園にもなっている。なぜならこのバーレイヘッズは独特な火山の奇岩が残っていると同時に自然が豊富な岬となっている。例えば野生のイモリである。このイモリは日本ではペットショップでしかまずお見かけすることはないがここバーレイヘッズでは自然豊かな散策を楽しむことが出来る。
 

5.日本の国立公園若しくはそれに準ずる公園(国定公園や県立公園)の問題点
 日本には世界遺産にもなった熊野古道を始め様々な国立公園があるが、そこでの問題点はもっと散策をする人にもっとそこの自然についてのレクチャーをする施設が少ないことである。効果的に人が説明をするのも必要だがセルフガイド方式といった掲示板で様々な言語でそこの動物、植物たちの現況をもっと写真を交えてオーストラリアをはじめとする欧米各国に習って設置を強力に推し進めるべきである。国立公園とはいえ日本の多くの公立公園ではゴミ等のポイ捨てが後を絶たない。オーストラリアにおいても上に述べたバーレイヘッズ国立公園では展望台の柱や整備された道路に落書きが多く見受けられたがこれ以外にはゴミ1つ落ちていなかった。ここから言いたいことは、日本は国が国立公園と指定をして事務所を設置するだけで具体的には積極的な啓発活動を行ったりそこを訪れたネイチャリストや一般旅行者には国立公園事務所がその自然に関する書籍を売ったりレクチャーをするといった一般旅行会社によるツアーが極端に少ないことが気になる所だ。オーストラリアでは、例えばクイーンズランド州ゴールドコースト発の【土蛍ツアー】が存在する。この土蛍は実際蛍とは名ばかりで実はハエの幼虫である。しかし、自分で発光する性格のある珍しい幼虫が群衆で生息をしているために自然遺産決定の要因となった。またそこの存在する地域は日本の阿蘇に次いで世界2番目の規模を有するカルデラである。このような複合的な珍しい自然が存在するために世界遺産となったのだ。

このツアーでは、様々な言語で一般の旅行会社が日帰りツアーをオプションとして販売をしている。係の添乗員が先頭となってそこにある自然を具体的な事例を挙げながら当然のことツアーをするのだ。では、日本では様々な国立公園や遺産が存在をするのに一般の旅行会社や行政がレクチャーツアーをしてこなかったかのかが疑問である。とにかくお土産屋や旅館といった施設は充実している国立公園は多くともこのようなレクチャーツアー但しおもしろおかしくただし真面目に人を楽しませるツアーが少ないことがちょっと寂しい。 

6.日本の政府及び旅行会社のこれからあるべき姿について
 日本がお土産文化国となってしまったのも否めないが、やはり一般私企業におけるCMが大きな力を持っていること、これはこのようなツアーを企画するにも利用する手はないと思う。例えば、ブランド企業が海外の免税店で日本マーケットをターゲットに宣伝活動をするとなると例えば旅行会社のその海外デスティネーション対象地においての案内(オプショナルツアー案内書)に大々的な広告を印刷したり空港と市内間の送迎バスの車中において免税店のコマーシャル活動を展開するのだ、このブランドは安い高いと。このような手法でメディアや自然公園のレクチャーツアーコマーシャルをすることは出来ないだろうか。様々なツアーがある今般いまこそ、見直してエコツアーを積極的に推し進めるべきではないか。但し、富士山のように世界遺産に何故登録されなかったのかと揶揄されるように、きちっとしたエコロジーシステムの構築若しくは生活排水処理システムをきちんと整備していないのが富士山の決定的な汚染の原因であった。登山道から見て明らかにゴミである事が判ってしまうような場所に捨てられているのでは世界遺産に登録されても、権威は台無しである。こういう富士山の例でも世界的な価値に値するものの登録誘致は一生懸命でも中がしっかりしていないと登録はされないのである。

日本は、一生懸命何かものごとを誘致しようと懸命になる。まことに結構なことだ。しかし、多くの文献にもかかれることであるが中身をしっかりしていない土台をきちんとしていないことに非常にこれから先の日本の観光・環境行政は非常に半端な議論で物事が進んでしまうのではないかと危惧をしている。しかし、利益を国も得なければならない。それなりの規模、人気のある国立公園では国は入園税を徴収して人気の国立公園へのエンターコントロールをすべきではないかと思う。

さて、日本はオーストラリアと比べても非常に一般ツアーの催行が、活発な国である。上にも述べたがエコロジーアカデミツアーに関しての催行は欧米と比べても下の方である。それには、旅行会社それぞれのツアー企画、催行、プロモーションが肝要である。 

7.インターネットを利用した国立公園の啓発活動の不足について
 日本に置いてはインターネットいわば今時のIT技術を積極的に活用をしていない面が否めない。なぜなら環境庁のホームページを開いてみても環境行政に関する動きなどの政策報告は活発的に発表されている。しかしながら、国立公園の概要は載っていてもどのような今現在ファクターがあり、どのような動物たちが共存しており生息しているのかという具体的な説明がなされていないことに私は疑問を持つ。この世の中説明が肝心であるが、今ある技術を使いこなされていない現実がある。例えば、アメリカ、イギリス系の国(カナダ、オーストラリア、ニュージーランド)においては国立公園の
WEBページがとても充実しており、見ているだけでもとても行きたくなるような構造になっている。日本は政府は政策を決定し、トップダウン方式に下の庶民へ命令をするというような古式的な考え方をいまだに固執していることに非常に疑問を感じる。むろんこういう考え方も重要な点もある。しかし、外客を始めむろん日本人をそこの国立公園へ誘致して収益を国として若しくは各地方自治体として得ようと言うのであれば、ある程度インターネットのホームページのデザイン、内容を考え直すべきと考える。欧米人は主にそこでのお土産は重視しておらず、主に文化観光への興味が強い傾向が一般的だ。オーストラリアでも言えることだが何か自然公園での説明をしてインタラクティブにお客からの質問を受けその場でわかりやすく応答をしていくという方式を採っていることが多く見受けられる。これは、欧米人の良いところだ。日本は消費一辺倒で、何かを頭の片隅に残そうという立場からの行動は少ないように思える。また、欧米系の国立公園のホームページはその国立公園において楽しめるアクビティビティーの案内や例えばサイクリングであれば公的オフィシャルホームページなのに綺麗な写真や走りたくなるような作りになっていることに感心させられる。

 日本の国立公園のホームページにおける弱点はお客を誘致する立場に立ったホームページではないということを言いたいのだ。また、国立公園を運営するのにあたり受益者負担の原則に基づいて来客者に金銭の負担をさせても良いのではないかと思う。それと同時に公園内におけるルール等を明確に外国人にも分かるようにホームページに掲載をすべきと考える。利用者は期待を裏切るような公園ではないか若しくは入園税を払ってでも行く価値のある公園であるかどうかを明確に事前にチェックをしたいのが本音ではないだろうか。 

8.まとめ
 日本とオーストラリアにおいて環境観光の旅行者に対するホスピタリティーの落差があまりにも大きい。これからの日本が観光立国へとなるに当たって改善をしなければならない事項がたくさん存在している。これは国や一般企業だけでなく日本国民一人一人がそれぞれ意識を変えなければ到底解決の出来ない内容である。まず、環境観光を商いに変える前に基礎基盤をしっかりと国が整備する必要がある。環境観光が本格化すればまたそれに応じた問題が噴出することだろう。風邪を治すような対処療法的な対応をするばかりでなく、国が事前に様々なケースを考えて具体的なガイドラインを作成しておくことも重要だ。
 

9.感想
 オーストラリアを観光して国立公園においての旅行者に対する対応がとても良く驚かされた。また、日本はなぜ国立公園や世界遺産等に該当する場所をもっと宣伝をしないのかと疑問を持った。商売のためだけにある場所ではないにしろそこで収益をあげて公園の運営をより円滑化させることは必要であることには変わりないのだからだ。環境観光以外の分野でもオーストラリアにおいて行われている様々な観光事業の事柄はこれからの日本においても役に立つのではないかということを旅行中に考えたことだ。とても今回のオーストラリアゼミ旅行は考えさせられる旅行であったと思う。この、オーストラリアと日本の観光事業に対する事業者や政府の意識や両国国民の観光に対する意識の落差。それに、奥の深さに。これからもこの内容の研究を、続けたいと思う土地だった。
 

10.参考文献等

オセアニアを知る辞典,平凡社,p.254-255
The rough guide to Australia,Rough guides

オーストラリア政府大使館WEBページ

http://www.australia.or.jp/gaiyou/aib.html
(了)

「オーストラリア・ワインについて」

               029006 沖村明子

 今回の旅行でお土産にワインを買ったのですが、飲んでみるとおいしかったので、興味ををもち、調べることにしました。

1.オーストラリアワインの歴史
 1788年、イギリスの第一移民船団の乗組員がブドウの木を、ニューサウスウェルズ州シドニーに持ち込み、
2年後には、1000本以上のブドウの木がシドニーの入江に植えられた。1890年代に入ると、現在ワイン生産地として知られるハンターヴァレーなどで本格的なブドウ栽培が始まり、ワイン生産地として確立していった。
 ブドウの木の多くは、フランス・ドイツ・スペインから持ち込まれたため、150年前の初期のオーストラリアワイン産業は、ヨーロッパの伝統に沿ってワインが造られていた。しかし、ヨーロッパのようにワイン醸造方法を規制しなかったため、新しい試みや、ブドウ品種間、産地間のブレンドによるワイン造りがなされていった。

2.環境
 ワイン生産地の年間平均雨量は、西オーストラリア州のマーガレット・リバーでは約1160ミリ、南オーストラリア州のバロッサ・バレーで約500ミリである。冬期に主として雨が降り、その後は、収穫時期まであまり降雨量がないため,夏の長い日照時間は成熟を助け良いブドウができるのだ。土壌は、地質的に多様で、さまざまな高級ブドウ品種に適している。

3.オーストラリアのワイン法
 オーストラリアのワイン法は、オーストラリアワインブランデー公社およびその規則に基づき、産地名、ブドウ品種名、収穫年度などのラベル表記について規制されている。
<表示規定>
@     産地名:同一地域内で収穫されたブドウを85%以上使用すれば表記可能。

A     品種名:85%以上同一品種のブドウを使用すれば表記可能。複数の品種を表記する場                                            

合は、表記品種合計で85%以上使用していれば、多い順に表記可能。

B     収穫年:85%以上同一収穫年度のブドウをしようすれば表記可能。 

オーストラリアワインの分類
 
ヴァラエタルワイン・・・ヴァラエタルワインとは、南北アメリカ・オーストラリアな
どの新しいワイン産地で造られるワインで、ブドウ品種名を表示したワインを示す言葉。

   ヴァラエタルブレンドワイン
・・・オーストラリア独自のカテゴリーで、ブレンドに使用
   された複数のブドウ品種がラベルに併記される。

 ジェネリックワイン・・・ジェネリックワインとは、ワインのタイプを表すために、バーガンディー、シャブリ、ポートなど欧州のワイン産地名を使ったワインです。

 (ヴァラエタルワインが一般的になるまでは、南北アメリカ・オーストラリアなどの新しいワイン産地の多くは、ジェネリックワインでした。)

3現状
 現在オーストラリアでは、1104ヶ所のワイナリーがある。ワイナリー自体、規模を拡大している傾向にある。
 また、オーストラリアでは、広大な大地を利用して原料農作物を生産し、輸出することによって外貨を稼ぎ、必要消費財は輸入することを、経済の基本としてきた。主要輸出品には、羊毛、小麦、砂糖、石炭などがあるが、ワインも外貨を稼ぐ輸出農作物の1つである。ワインの国内消費量が総体的に少ないことから多くのワインメーカーは、イギリスを中心としたヨーロッパや、アメリカへの輸出を拡大し、売り上げを伸ばしてきた。
1990年の2億ドルから2002年には24億ドルに増え現在では、世界第4位のワイン輸出国となっている。 イギリス市場ではフランスを抜いて最大のワイン供給国となり、米国市場でもイタリアについで第2位となっている。

4・ワインの産地
 
オーストラリアの主なブドウ栽培地域は、シドニー、メルボルン、アデレードの周辺、国土の南東部にある。南オーストラリア州、ヴェールズ州、ニューサウスウエールズ州の3つの州では全生産量の95%がされ、また、現在では、タスマニア州なども注目されている。以下、地域ごとに見ていく。
<南オーストラリア州>オーストラリア最大のワイン生産地で、1960年以前はオーストラリア全土の75%を生産していたが現在は50%生産している。高品質なワインに適した条件に恵まれている。
 

<ニューサウスウェールズ州> オーストラリアで最初にワイン用のブドウが栽培されたとされるハンターバレーがあり、このハンターバレーには、約70のワイナリーがある。ニューサウスウェールズ州の生産量はオーストラリアの23%である。

<ヴィクトリア州>ヴィクトリア州はどの州とも異なり、ほぼ全土でワインの生産がされている。19世紀末までは、オーストラリア最大の生産量を誇っていたが1800年代に、フィロキセラ(害虫)の被害に遭い一時は破滅状態になったがブドウ園が再建され、生産量はオーストラリア全体の24%になっている。

<西オーストラリア州>西オーストラリアで、ワインが生産されているのは、パースから南のごく限られた地域であり、全地域で生産されてはいない。生産量は、オーストラリア全体の4%未満である。しかし、オーストラリアの20%から30%をしめている。

<タスマニア州> 雨水が飲めるほど、世界で最も空気がキレイといわれている。タスマニアは寒すぎるため、ブドウ栽培は不可能とされていたが、現在では、冷涼な気候を好むピノノワールドの栽培に成功している。

5.まとめ
 オーストラリアは広範な地理的多様性と広い国土が様々なワインをつくりだしている。また、確固たる伝統をもたないことが幸いし、様々な実験を試みることができ、その中からオーストラリア固有の品種も開発されました。現在、消費者の関心が知名度の高い品種がら珍しい品種に移りつつあり、今後、オーストラリアワインは、さらに世界に広がっていくであろう。
 

<参考文献>
AUSTRALIAN WINE OFFICAL SITE
http://www.austrariawine.jp/wine.html

オーストラリアワイン
http://www.winecity.jp/qa/qa_auswine5.html 

<感想>
オーストラリアでの一番の思い出は、オプショナルツアーで行った「土蛍見学」です。
“天空の城ラピュタ”のモデルとなった所でとにかくキレイでした。写真撮影が禁止だったので残念ですがしっかりと目にやき付けてきました。
 また、オーストラリアでは“英語が話せたらなぁ・・”と感じることが非常に多かったです。英語が話せるようになれば、ずっと視野も広がると思うので今度海外へ行く時までにしっかり勉強しておきたいと思います。今回先生がいなくてはできなかった貴重な体験をさせていただき感謝しています。本当にありがとうございました。(了) 

 
 
                          「SEA WORLDについて」
                                                    029048奥山知代

  私は、今回のゼミ旅行で初めてオーストラリアを訪れました。ゴールドコーストとシドニーを見て回り、どちらの街もとても気に入りました。その中でも印象に残ったのがゴールドコーストにあるシーワールドだったのでレポートすることにしました。
 
<概要>
 シーワールドはオーストラリアのクイーンズランド州ゴールドコーストにある。ゴールドコーストは国内・海外から人気の高い観光地である。それは世界で最も安全かつ美しいビーチ、国際水準の宿泊施設、世界一流のショッピングや食事が楽しめることが魅力である。またシーワールドの他にワーナーブラザーズ・ムービーワールド、ウォーターワールドといったテーマパークの中心地となっている。その中で、シーワールドはオーストラリア随一の海洋遊園地で、イルカショーやアシカショー、白熊やサメなどの生物をまじかで見学することでその生態系を楽しみながら学べるようになっている。実際に動物たちともふれあう事もできるので、貴重な体験ができる。またジェットコースターや汽車ツアーなど、アトラクションも充実しているので、小さな子供から大人まで楽しめるパークである。
 
@ 開園時間・チケット・アクセス方法
○ 開園時間 12/25以外毎日開園
      乗り物とアトラクションは10:00〜17:00まで運転
      4/25(アンザックデー)は13:30〜18:30までオープン
○ チケット 大人AUD$38.00  USD$42.00
      子供(4〜13歳まで)AUD$38.00  USD$26.60
○ アクセス方法
(車の場合)
正面入り口前に広い駐車スペースがあるので車での来園はかなり便利である。
サーファーズパラダイスからは、ゴールドコーストハイウェイの北行きを使い表示に従い走るだけ。サウスポーとからは、サウスポーとブリッジを渡り左折、表示に従い走るだけ。
パシフィックハイウェイからは、スミスStの出口から出て、ハイウェイの道路標識に従うのみ。
(バスの場合)
○ゴールドコースト・シャトルバス
コンラッド・インターナショナル・ホテルからシーワールドまでを主なホテルや宿泊施設を経由しながら30分毎に運行している。
○ サーフサイド・バス
既定ルートを走行する地域のバス
(その他)
ヒューリムジン、タクシー、旅行会社の企画によるツアーなど
 
A 乗り物&ショー
○ 乗り物(アトラクション)
アトラクションとしては9種類ほどあり、待ち時間も10分程度と(私が行った時は)少なく比較的小さな子供でも乗れるものが多かった。例えば、子供たちに人気のキャラクター(トム&ジェリー、パワーパフガールズなど)をテーマにしたエリアでは子供専用の乗り物がいくつかある。(カートゥーンの漫画ビーチ)アクション満載のウォータスライドが揃った「ウォーターパーク」、オーストラリア初の3回転ジェットコースターの「コークスクリュージェットコースター」、最大角度75度の「バイキング」、色や光がくるくる回る「メリーゴーランド」、レプリカの蒸気機関車に乗り園内を回る「グランドセントラル汽車ツアー」、お客のプランに合わせてシーワールド近辺を観覧できる「シーワールドヘリコプター」(別料金)などがある。

○ ショー
シーワールドに来てすごく力を入れているなと感じたのがショーである。実際に自分の目で本物を見ると印象に残るし、予想以上の感動を受ける。海洋水族館やジュゴンディスカバリー、アシカショーなど約11種類のショーがあるなかで、私がおすすめしたいのがシャークベイ、白熊の岸、ドルフィンコープショー、水上スキーショーの4つだ。

@ シャークベイ
シャークベイは、タッチプール、シュノーケル&ダイブ用ラグーン、サメ用ラグーンの3つにわかれている。タッチプールでは、ヒトデやウニなどの生物を素手で触れることができる。ダイブ用ラグーンでは、カラフルな熱帯魚たちがたくさん泳ぐ中に入り一緒に泳ぐことができる。サメ用ラグーンは10m×3mの3窓による2層式プールから大型のサメを目の前で見ることができる。

A 白くまの岸
滝のように落ちる水流や曲がりくねった小川を伴う大型プール、川原の石や岩、北極の夏のツンドラ地帯を描写した構造のセットで、より自然に近い状態での白熊を見ることができる。今なら2頭の子ぐまが水中で泳ぎじゃれあう姿を見学できる。

B ドルフィンコープショー
ここは自然の砂をろ過し砂浜をつくり、広大なリーフや岩場、豊かな熱帯環境のデザインで整えられたイルカのための世界だ。観覧エリアは、屋根付きで2500席ある。日本のショーとはどこか違う、インストラクターと息のあった、スピーディーでのびのびとしたイルカの演技を見ることができる。

C 水上スキーショー
パークに入ってすぐに見える大きな湖では、2つの水上スキーチームが大胆な離れ業を競い合う。スキーに乗りながらの人間ピラミッド、障害物ジャンプ、素足でのスキーやウェイクボードスキーが披露される。観覧席は湖のぬぐそばにあるので迫力あるショーが見物できる。また、すこし上から、フードコートのテラスからランチを食べながらも見れる。客席は、さすが海外!!と思わされるほどの盛り上がりをみせるので、これは本当におすすめ。 

B 食べ物&ショッピング
園内では、ファーストフード、ドーナツ、ハンバーガー屋にアイスクリーム屋などの軽食から各国の料理バイキングや一品料理、お酒を扱った本格的なレストランもある。中には、ベジタリアンメニュー、ヘルシーメニューに加え、イスラム教式対応のレストランがある。
私はファーストフードを食べたのだが、味もよかったし値段もスーパーで買うのとあまり変わらなかったのでよかった。ショップはパーク内の至る所にあるためお腹がすいたらすぐ立ち寄れるようになっている。お土産屋もたくさんの種類があった。シーワールドのロゴ入りグッズや、子供たちに人気のあるキャラクターグッズを取り扱っている店、お土産用のチョコレートの店や、環境をテーマにしたグッズを売っているショップがある。写真の現像も1時間程度でしてもらえ、出口付近にはポストが設置されているので、シーワールドのポストカードを買って、友達や家族に送ったり自分に送ってみたりと色々な楽しみ方ができる。
 
C その他のサービス
○ 車椅子、ベビーカーの貸し出しサービス
ベビーカー‥1日5jで返却時に返金される20jの預り金が必要
車椅子‥レンタル料は無料だが預り金20jが必要
なお、レンタル際は身分を証明できる物が必要。
○ シーワールドナラリゾート
42/1星のファミリースタイルのリゾートホテルで、シーワールドからモノレールで直接連絡されている唯一の施設だ。ブロードウォーターのすぐ横に広がるトロピカルガーデンの中、ゴールドコーストのメインビーチから歩いてすぐの場所にある。家族連れの休暇や、雰囲気を変えての会議開催地に利用されている。


(感想)
 今回はじめてオーストラリアを訪れて、本当にすばらしい所だと思いました。特にゴールドコーストのサーファーズパラダイスは、美しい砂浜と海、街中をサーファー達が水着で歩いていたりと開放的な雰囲気に溢れていました。現地の人は、観光客に親切でやさしいので嫌なおもいをすることなく過ごせました。留学やファームステイ、日本から多くの人が移住してくるという人の気持ちがわかりました。そして鈴木先生のおかげで、ホテルのスウィートルームを見学できたり、オーストラリアのJTBで実際に働いている日本人の方々を拝見できたりと、自分で海外旅行に行っても体験できないことができて、よい経験になったと思いますし勉強になりました。大学生活の中で印象に残る思い出もたくさんできて本当に楽しい旅行でした。(了)


 

ゴールドコースト&シドニーの観光について
 
029080  西岡 典子
 

 1月31日から2月7日までの8日間、ゴールドコースト&シドニーを旅して多くの事

を学び経験することができたのではないかと感じている。そこで私が訪れた場所について

述べていく。

 まず、3日間滞在したゴールドコースト。ゴールドコーストの印象はまさにリゾート地

である。ゴールドコーストは温暖な気候に恵まれ年間の平均気温は24度と快適に過ごせ

る。また70km以上続く金色の砂浜は世界でも有数のビーチであり、世界中の観光客が

訪れる。ゴールドコースト中心の街であるサーファーズパラダイスにはホテルをはじめ宿

泊施設、カフェ・ショップ、夜もナイトクラブ・バーなどで充実している。このゴールド

コーストだけで体験できることといえばビーチウォークではないだろうか。ビーチウォー

クとは地元のライフセーバーと朝のビーチを7時から約45分かけて散歩するというもの

で日曜日以外の毎日行われており無料で参加できる。このビーチの砂はキュッキュッと音

が鳴るので小さな子どもでも楽しめるのではないだろうか。その他にも子ども連れでも楽

しめるテーマパークがゴールドコーストにはある。まず1つめは「MOVIE WORLD」。こ

こは、ジェットコースターもありワーナーブラザーズの映画の世界を再現したテーマパー

クである。2つめは「DREAM WORLD」。オーストラリア最大の敷地面積を持ち絶叫マシ

ンなどのアトラクションが充実している。3つめは「WetnWild」。最新のウォーター

スライド、プール、温水ジャグなどの施設が充実しており家族全員で楽しめる。4つめは

「カランビン野鳥園」。2000羽以上もの鳥を見ることができ、カラフルな野鳥ロリキ

ートの餌付けが特に有名である。最後に「SEA WORLD」。オーストラリア最大の総合海

洋遊園地で、北極グマをはじめアトラクション・乗り物まで数多くある。また1つのテー

マパークだけでなく、他のテーマパークへもゲストを誘致しようという考えか、SEA WORLD

は、普通のチケットと
SEA WORLDMOVIE WORLDWetnWildの3つのパークへチケ

ット1枚で入場できるものも販売している。さらに3つのパークからお気に入りのパークへ再入

場できる特典もつけられている。しかし、このパスを買うメリットといえば1つのパークに無料

で再入場できるというだけで値段も3つのパークのパスをそれぞれで買った時と変わらないので

どういった人に対してこの3パークパスを売り出しているのか少し疑問も感じた。

 次に2月4日から2月7日まで滞在したシドニーについて述べる。シドニーの印象はゴ

ールドコーストのリゾート地という印象とはまったく異なり、オフィス街かと思えばロッ

クスのように歴史的建造物が並んでいたりと不思議な感じのする街であった。シドニーに

は観光名所がたくさんある。その中でも有名なものは、オペラハウス、ハーバーブリッジ、

シドニー水族館、スターシティ(カジノ)があげられる。そしてシドニー郊外では、国立

公園が世界遺産に指定されているブルー・マウンテンズやオーストラリア有数のワイン産

地であるハンター・バレーがあげられる。ブルー・マウンテンズはシドニー中心部から西

へ約100kmほど離れたところにある丘陵地帯のことであり、シドニー郊外の高原リゾ

ートとしてシドニー市民にも人気がある。また女性ならほとんどの人が楽しんでいるであ

ろう買い物、特にブランド物を買うといえばロックスにあるDFSで済ますのではないだろ

うか。DFSも買い物をなるべくたくさんしてもらおうと工夫しているようだ。まず、$

1200以上買うと無料で自宅まで配達してくれるサービスがある。買い物をしなくても

利用できる無料シャトルバスや店内両替所では市街の両替所よりレートが得で手数料無し

で両替してくれるなどのサービスを行っている。またオーストラリアにはシドニーの他に

ゴールドコースト・ケアンズにDFSがあるが、どの支店も日本人だけでなく世界中に顧

客が分散しているということである。このように、DFSがある国・州はその地域の観光

と深く関わっており、旅行者の動向をチェックしていくこともDFSにとってはとても重

要なことである。そして、日本では体験できないことといえばカジノではないだろうか。

そのカジノをシドニーで体験することができる。セントラル駅からライトレールでダーリ

ングハーバーの北の外れにあるスターシティへと移動すると4階建ての建物があり2階は

全てカジノで占められている。この建物は8億ドル以上かけられて作られており、スロッ

トマシンだけでも1500台設置されている。カジノは日本では問題になるけれど実際にカジノ

を訪れて感じたことはスロットマシンは$1など安い金額で始めることができとても気軽に遊べ

るもので思っていたよりも雰囲気がよく、日本でもカジノを作れば気軽に遊ぶことができて経済

も良い方向へと進むのではないかと感じた。もちろん日本人だけが訪れるわけではないのに日本

の近隣アジアやその他の地域からも観光に来る人が増えて少なくとも
VJC(ビジット・ジャパ

ン・キャンペーン)の促進効果にもなるのではないだろうか。

 今回、オーストラリアに訪れて、色んなところを見学できゼミ旅行だったからこそ学べ

たことも多くあったと思う。8日間で全てを見ることはできなかったけど、とてもオース

トラリアのことが好きになった。これからもオーストラリアのことはもちろん他の国につ

いても学んでいけたらいいなぁと思う。(終了)

 

オーストラリアのスポーツ事情    
  029036 西村 博之 

 オーストラリアは日本以上にスポーツが盛んである。人口は1800万人足らずであるが、昨年のアテネオリンピックでは日本を上回るメダルを獲得している。オーストラリアでは様々なスポーツが行われており、世界屈指のスポーツ大国と言える。 

.スポーツへの情熱
 オーストラリア人は常にスポーツを愛し、またこの分野で優秀でもあった。1901年の連邦結成前でも、オーストラリアは一つの国家として国際舞台で競っていた。そしていつもたいていの種目にオーストラリア人の世界のチャンピオンがいた。これらの選手を強化し育て上げたのは、意思の強さやスポーツに対する生来の素質だけではない。最新科学技術を練習に用いるかどうかが、勝敗を分ける。キャンベラにあるオーストラリアン・インスティチュート・オブ・スポーツ(
AIS)は、エリート選手開発計画に責任をもち、生物力学、生理学、スポーツ心理学、科学研究、栄養学および優秀選手発掘計画など、すべての要因が世界最高級の訓練施設として国際的に評価の高いAISの成功に寄与している。AIS26のスポーツに対応し、コーチ75人を擁し、目下700人の選手が練習に励んでいる。こうして科学がスポーツに果たす役割が今では重要な成功要因になっている。 

.オーストラリア人とスポーツ
 2001年に、15歳以上の人口の
77.7%にあたる1170万人が、レクレーションか少なくとも1種類の体を使う活動に参加している。特にウォーキング(440万人)、水泳(240万人)エアロビクスやフィットネス(200万人)などが人気である。またスポーツ観戦も好み、テレビのスポーツ番組の視聴率も55%と高い。スポーツ・イベントに出かけていくのは好きな余暇の過ごし方の一つで、1999年には15歳以上の人口の47.1%にあたる700万人がスポーツの試合や競技を観に出かけている。オーストラリアのスポーツは、全国に3万以上ある地元の会員制クラブが中心にあり、それらの多くは1つのスポーツを専門とし、100以上ある全国組織のいずれかと提携している。 

.ラグビー
 オーストラリアでは国技といわれている「ラグビー」。男の子なら誰でも小さい頃からやっていると言うほど盛んで、日本でいう野球・サッカーといった感じである。オーストラリアのラグビーには3種類あり、「リーグ」「ユニオン」「オーストラリアン・ルール」がある。また1987年から始まったラグビーワールドカップでは1991年と1999年の2回優勝を果たしており、世界でもトップクラスのレベルであると言える。 

.野球
 野球はラグビーほど盛んなスポーツではない。むしろほとんど人気が無いといってもいいぐらいのスポーツで、もちろん日本のようなプロ野球も無い。しかし昨年のアテネオリンピックでは準決勝で日本を破り、銀メダルを獲得しているほどの実力がある。こういったオーストラリアの野球選手のほとんどは海外でプレーをしていて、アメリカ・メジャーリーグや日本のプロ野球でプレーしている選手が多い。本来、自国で盛んではないスポーツ競技は世界的レベルには劣るのが普通だが、スポーツ大国オーストラリアは少ない野球人口の中でも世界のレベルに劣らない実力である。
 

.スポーツ振興策
 オーストラリアのエリートスポーツが成功を収めた背景には、オーストラリア国民のスポーツに対する深い理解がある。草の根活動によるそうした理解の広がりがスポーツ振興のベースになっている。そのベースを推進しているのが「アクティブ・オーストラリア」というプログラムである。従来から、オーストラリアでは「スポーツ・フォア・オール(
Sport for all)」の精神に基づいて、学校のスポーツ教育に力を入れてきた。「オージースポーツ」という名のそのスポーツ教育プログラムは、国内のほとんどの学校で導入され成果をあげてきている。今では世界20カ国以上にわたる国々でも「オージースポーツ」のスキルが取り入れられている。アクティブ・オーストラリアは、年代・能力にかかわらず全ての人々がスポーツや運動する機会を得られるよう、スポーツクラブや地方自治体、学校をサポートしている。そしてアクティブ・オーストラリアの活動は以下の3つに集約される。
・人々が生涯にわたってスポーツや運動に参加できるようにすること

・スポーツへの参加を促進するような質の高い施設・機会・サービスを開発すること      
・スポーツへの参加が社会・経済・健康上の利益につながるという理解を推進すること

これら3つの活動によって達成しようとする成果は、生涯スポーツの推進、健康づくり、生活の質の向上、質の高い施設、参加・体験による満足感の促進、スポーツ業界やレクリエーション業界の経済的な価値の拡大、活発な行動がもたらすメリットへの理解促進、保健医療費の減少などである。 

まとめ
 オーストラリアが世界に誇れるスポーツ大国であるのはこういった国をあげてのスポーツ振興政策が大きいと考えられ、国民全体にスポーツが浸透しているからにほかならない。スポーツ振興は結果としてオリンピックのメダル獲得にも結びつくが、スポーツ振興のメリットはそれだけではない。運動する習慣は体力向上や健康づくりにもつながる。街中ではウォーキングやジョギングをしている人が多く、日本や他の国よりもスポーツをする習慣があるということがスポーツ大国オーストラリアを作り上げたのではないかと思う。

最後に・・・
 私はこのオーストラリア研修旅行で2000年にシドニーオリンピックが行われた会場(シドニーオリンピックパーク)を訪れました。オリンピックパークには様々なスポーツ競技場があり、マラソンの高橋尚子が金メダルをとったメイン会場のオリンピックスタジアムをはじめ、テニス、水泳などの競技場を見てまわりました。その中のほとんどの施設では一般の人たちがスポーツを楽しんでいました。また、障害者による車椅子でのテニス大会も行われていました。訪れた日が土曜日ということもあって家族連れや子供たちが多く、オーストラリアの休日風景を存分に見ることができ、またオーストラリア人のスポーツに対する愛好心を感じることができました。
(終了)