鈴木 勝 研究室
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[春期&秋期]

平成16年度 大学連携「ひょうご講座」  
独  自  科  目
       <春期>

科 目 名 アジア文化圏におけるコミュニケーション
担 当 教 員 テ  ー  マ 講 義 日
神戸社会人大学学長 鬼塚 喜八郎 経営はコミュニケーションだ−体験的アジア経営論− 5/15
帝塚山大学名誉教授 伊原 吉之助 異文化コミュニケーション時代の指導者像 5/22
兵庫県立大学経営学部教授 安室 憲一 日本企業のアジアにおけるアライアンス(共生、共創) 5/29
神戸大学経済経営研究所教授 吉原 英樹  アジアに見る異文化経営時代の経営者の役割 6/5
大阪明浄大学
観光学部教授
鈴木  勝 日本・アジアの将来は観光資源開発とコミュニケーションにある 6/12
元シャープ副社長 佐々木 正 日本の技術はどのようにアジア諸国に伝播したか 6/19
日本ビクター人材開発センター理事 平沢 健一 アジアグローバル時代における人材活用とコミュニケーション 6/26
桜美林大学大学院客員教授 川西 重忠 北東アジア共同体の動きと儒教的コミュニケーションの役割 7/3
京都大学名誉教授 竹内 実 中国型コミュニケーションについて 7/10
京都大学経済学部教授 大西 広 10 アジアのイスラム教をどう見るか−アジア各地のフィールドワークから− 7/17
講 義 期 間    春期 (5/15(土)〜10回) 13:30〜15:00 受 講 料
12,000円
科 目 内 容

異文化アジアの国々と対等のお付き合いをしながら、国際社会に貢献するための日本(人)のスタンス、役割を探ります。文化・経済・政治・宗教等さまざまな切り口から、各講師の得意分野で語っていただきます。

【神戸社会人大学は、昭和62年に設立された、少数の指導者養成と、不特定一般社会人の生涯教育を両輪とした任意団体です。本講座の講師は、神戸社会人大学の主要講師です。】

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平成16年度 大学連携「ひょうご講座」  
独  自  科  目  <秋期>
       

科 目 名 中国をどう見るか−機会と結果が平等でない現代中国のジレンマ−
担 当 教 員 テ  ー  マ 講 義 日
京都大学名誉教授 竹内  実 「欲望の中国経済学」で現代中国を読み解く 9/11
桜美林大学大学院客員教授 川西 重忠 大競争時代の中国電機産業の行方 9/18
大阪外国語大学外国語学部教授 西村 成雄 中国政治の民主化はどこまできたか 9/25
兵庫県立大学経営学部教授 安室 憲一 躍進する中国産業の現状と課題 10/2
神戸大学国際文化学部教授 安井 三吉 神戸から見た日中関係の歴史と展望 10/9
帝塚山大学名誉教授 伊原 吉之助 21世紀最大の国際問題、台湾をどう見るか 10/16
大阪明浄大学
観光学部教授
鈴木  勝 世界一の観光大国化する中国の実態をどうみるか 10/23
京都大学経済学部教授 大西 広 漸進する中国経済、その過去・現在・未来 10/30
神戸大学国際文化学部教授 王   柯 世界図と歴史の中で中国イスラム民族問題をどう見るか 11/6
桃山学院大学経済学部教授 厳  善平 10 中国最大の国内問題、農業問題をどう見るか 11/13
講 義 期 間    秋期 (9/11(土)〜10回) 13:30〜15:00 受 講 料
12,000円
科 目 内 容

常に変化する中国の実像を正確に把握することは容易なことではない。本講座では千変万化する現代中国の実態をそれぞれの分野の中国専門家が重要ポイントにフォーカスを当てながら、分かりやすく解説することを主眼としている。本講座では経済成長が続く反面で不平等が拡大する中国の現実を踏まえ、バランスの取れた中国理解を深めるとともに現代中国の抱える現状と課題が効果的に理解できるように意図されています。本講座は関西日中関係学会、神戸社会人大学、ひょうご大学連携事業推進機構との共催講座です。

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             <レジュメ>

2004年06月12日

平成16年度 大学連携「ひょうご<春期>講座      
     
<アジア文化圏におけるコミュニケーション>

『日本・アジアの将来は
   観光資源開発とコミュニケーションにある』
 

大阪明浄大学観光学部・教授  鈴木  勝
m-suzuki@meijo.ac.jp http://www2.meijo.ac.jp/mei-suzu

[序] 国際観光の意義


         <国際観光の意義>
経済的側面  :「外貨獲得」「雇用創出」「投資誘発」「税収」
社会文化的側面:「国際理解・国際協調」「平和創出」「▼風紀・影響」
自然環境的側面:「自然資源の保護保全」「▼自然破壊・影響」


[T] 急速に伸びるアジア圏の「国際観光」

(1)「域外観光(欧米その他)」および「域内観光(アジア)」

<表>国際観光量「世界 vs. アジア」

      

項目

 1960

1970

1980

1990

1995

2000

2002

2010
(
予測)

 

世界

69.3

(百万人)

165.8

284.3

457.6

563.6

 

687.3

702.6

1,047

アジア
太平洋

 0.74

(百万

5.3

 

20.9

 

57.7

 

 85.6

 

115.3

131.3

231

シェア

1.1

3.2

7.4

11.4

12.6

16.8%

18.7%

22.1

(資料)WTO(世界観光機関)

<参考>  「@日本人の海外旅行者数推移」「A訪日外国人数推移」

1980

1990

1995

2000

2003

2004

@(万人)

390.9

1099.7

1529.8

1781.9

1329.6

1650(注)

A(万人)

131.7

323.6

334.5

475.7

521.2

          (注)JTB予測

 

(2)国際観光が伸びる一般的背景

 @経済発展・安定
 A外国旅行の制限緩和・自由化
 B観光インフラの整備(空港・ホテル・航空機・道路など)
 C観光デスティネーション開発
 D観光プロモーション活動の活発化


[U] アジア圏における観光資源開発&振興の現状

(1)アセアン
(2)東アジア(中国・韓国など)
(3)日本


[V] 「活発なコミュニケーション」が成功させる国際観光

(事例その1)アセアン・観光キャンペーン
(事例その2)「アセアン + 日中韓」による国際観光振興
(事例その3)「日中韓3国」&「北東アジア圏」合同観光キャンペーン
(事例その4)SARS(新型肺炎)と中国観光大国

(事例その5)ビジット・ジャパン・キャンペーン(訪日外国人1000万人計画)
日本人海外旅行客:訪日外国人1,652万人:524万人≒3:1 2002年>
・例外(
SARS・イラク戦争・テロ):1,330万人:521万人   <2003年>
・「物つくり・日本」「観光立国・日本」との調和・・・「産業観光」etc.

[W] アジア圏における国際観光の将来と課題

(1)インバウンド&アウトバウンド予測
*中国
2020年の「観光大国(インバウンド)NO.1」予測・・・・
           観光資源(自然・歴史・文化)だけでは達成困難

*日本:2020年の「観光輸出大国(アウトバウンド)NO.4」予測
(2)観光資源開発と環境  (エコツーリズム etc.)
(3)観光資源開発&振興面での協調体制


[X] まとめ―均衡ある「国際相互交流」がアジア・日本を発展させる―

各国における「インバウンド」と「アウトバウンド」両面の均衡

<了>